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作品紹介

鹿野ふるさとミュージカルにはオリジナル作品が6演目あります。

いずれも鹿野に伝わる歴史や伝説をもとにつくられたものです。​​

音楽劇さくら姫物語

鹿野ふるさとミュージカルの画像
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脚本 菅沼潤
作曲 中野潤二

鹿野ミュージカルを代表する一作目。

華やかな平安絵巻と、せつないストーリー、ふるさとを想う楽曲などが多くの人の心を打つ作品です。

【あらすじ】

 平安のころ、気多郡は、郡司紀氏郷により治められていました。

氏郷には、さくら姫の名前そのままに花のような娘がおりました。

村上天皇第6の皇子加知弥親王のお妃選びが行われることになり、氏郷はさくら姫を連れ都に上がります。

氏郷の願いどおり、さくら姫はお妃に選ばれるのですが、ふるさとに生きることを選んださくら姫は気多へと帰って行きます。

 さくら姫への想いを断ち切ることができない親王は、わずかばかりの供を連れ因幡へと旅立ちますが、気多を目前に病に倒れてしまいます。

(「気多」は因幡の国七郡の一つ。郡域はおおむね旧気高郡の地域)

鹿野ふるさとミュージカルの画像
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踊り見の城

脚本 大関弘政
作曲 中野潤二

鹿野のお殿様として今も愛され続ける武将 亀井茲矩が鹿野城主になる前の活躍を描いたお話。

「亀井踊り」(無形民俗文化財)として語り継がれるる物語を「もう一つの因幡攻防戦」としてミュージカル化。

鹿野の城を守る亀井新十郎が盆踊りで敵を打つ!

【あらすじ】

 戦国の終わりごろ、中国地方の大部分は毛利氏の勢力下にありました。毛利氏に出雲を追われた尼子勢は、羽柴(後の豊臣秀吉)勢の先鋒として各地を転戦。
 世に名高い鳥取城攻防戦前夜、鹿野城を死守する亀井新十郎(後の鹿野城主亀井茲矩)は、背後を脅かすコンコ城主 兵主源六を倒すための妙案をひねり出します。
新十郎が村上水軍の若侍与七に命じたのは、美しい里娘を探し出すこと。
そして盂蘭盆の夜。踊りでにぎわうコンコ城下の広場に敵 源六が現れます。

鹿野に祭りが蘇る日

脚本 菅沼潤
作曲 中野潤二

鹿野ふるさとミュージカルのオリジナル6作品の中でも華やかで楽しいコメディ作品。

​江戸は元禄時代の鹿野町民の奮闘を描いた物語です。

【あらすじ】

 江戸時代初頭、鹿野城主亀井氏は石州津和野にお国替えとなります。

そして、賑やかだった鹿野祭りも中断され、鹿野城下はさみしくなっていくばかり。

 東の庄屋藤右衛門は、なんとか賑やかな町を取り戻したいと一計を案じ、祭りのまねごとを催します。しかし、町人は藤右衛門にキツネがついたといって恐れることに。

 色町出身の藤右衛門の妻千代は、持ち前の度胸と明るさで、留守家老

宅に乗り込み、祭再興の資金を捻出させることに成功しますが・・・

 留守家老は、娘糸と町の若者の許されぬ恋に激怒。祭り再興も水の泡に・・・

 鹿野祭り復興の史実をもとに、町おこしに燃えた江戸時代の鹿野町民のエネルギーをコミカルに再現した大作。

鹿野ふるさとミュージカルの画像
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鹿野の蒼白い夜

脚本 菅沼潤
作曲 上萬雅洋

鹿野ふるさとミュージカル第四弾作品として1999年の初演。

鹿野に伝わる蛇の伝説をもとにした作品です。


【あらすじ】
 鹿野の山中、因幡にこの人ありといわれる木地師十兵衛には、あけびとたらの二人の娘がいました。

 下の娘たらは、炭焼きの黒兵衛と恋し、結婚するのですが、都での暮らしを夢みるあけびは奥池のほとりに住む色白の青年長彦に恋をします。
 ある日、あけびの行動を不審に思った十兵衛は娘を追って奥山へ。

そこで見たのは大蛇と幻想の世界に遊ぶ娘の姿でした…

鹿野には
かっぱやまどり
くもの糸!

脚本 菅沼潤
作曲 上萬雅洋

~ふるさとミュージカルが描きだす里山の情景~

オリジナル6作品の中でも、楽しくてファンタジックな物語で子供から大人までとても人気のある作品です。

【あらすじ】
 1600年頃、鹿野の譲伝寺の池に、いたずら好きの河童「川太郎」が棲んでいました。
今日も、通りかかった村人「与太」を、得意の妖術でからかいますが、猪うちの「杉次郎」が妻を迎えたことを見聞きするにつけ、人間になりたいと願うようになります。

 そんなある年、鹿野はひどい干ばつに。譲伝寺の和尚から人間になるためのヒントを聞き出した川太郎は、雨を降らせるため、厳しい修行に没頭しました。その甲斐あって鹿野は恵みの雨を迎えます。
 人のために尽くす喜びを知った川太郎は、次なる難題へ。

村人を苦しめていた毒蜘蛛退治に立ち上がります。
 しかし、毒蜘蛛の力は巨大でした。
妻「おしの」から託された秘矢を手に駆け付けた杉次郎の目の前で、さすがの川太郎も倒されてしまうのです。そして杉次郎の妻おしのも・・・

鹿野ふるさとミュージカルの画像
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アユタヤに
   はじけて候

脚本 鹿野町民音楽祭実行委員会
作曲 上萬雅洋

鹿野のお殿様、亀井茲矩公の朱印船貿易を題材とした、鹿野ミュージカル6作目となるオリジナル作品です。
脚本は、鹿野ふるさとミュージカルで育った若者たちが中心となり、2年がかりで書き上げました。

​​

【あらすじ】
 1607年。鹿野城主亀井
茲矩はご朱印状を受け海外貿易に乗り出しました。茲矩51歳。

 タイの中心都市でありアユタヤ王朝の都・アユタヤは、亀井公の御朱印船が訪れる17世紀はじめには、ヨーロッパと東アジアを結ぶ国際貿易都市として栄えていました。

 物語は、航海を続ける朱印船の上から始まります。

 そしてたどり着いたアユタヤ。港に到着した一行を待ち受けていたのは、象や水牛、生姜など驚きの動物や珍しい品々。そして奇跡の再会と別れ。

 海を渡った殿様が大活躍するミュージカルです。

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